SLV にローカルモードを追加 ― ssh ログイン先のノードをそのまま AI エージェントで Solana バリデータ、RPCノードを管理。solv ユーザーの移行先としても最適
SLV にローカルモードを追加 ― ssh ログイン先のノードをそのまま AI エージェントで Solana バリデータ、RPCノードを管理。solv ユーザーの移行先としても最適

ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム、代表取締役 CEO:川崎文武)および Validators DAO が開発・運用するオープンソース Solana 開発ツール SLV は、ローカルモードを追加した最新バージョン(slv 2026.4.3.1005)をリリースしました。
これまで SLV は、リモートノードを制御する管理ノードとして動作する設計でした。本リリースにより、ssh でログインしたノード上で SLV を直接動作させ、そのノード自身を管理するローカルモードが利用可能になります。
slv onboard のウィザードでローカルモードを選択するだけで、セットアップが完了します。SLV 公式サイト: https://slv.dev/ja
Getting Started: https://slv.dev/ja/doc/general/getting-started/
なぜローカルモードなのか — 複雑さのワンホップを排除する

リモート管理は、複数台のノードを一元的に運用する場合に強力です。しかし、Solana バリデータや Solana RPC ノードの管理は、それ自体が高い認知負荷を伴います。リモート管理の構成が加わることで、その認知負荷がさらに増加するという側面がありました。
ローカルモードは、この複雑さのワンホップを排除します。ssh でノードにログインし、そのノード上で SLV を直接動かす。管理対象と実行環境が同一であるため、構成がシンプルになり、操作が直感的になります。
多くの場合、Solana ノード運用は 1 台からのスタートです。いきなり複数台のリモート管理から始めるケースは少なく、まずはローカルモードで始めるほうが自然な導線です。
ローカルからリモートへ — 設定を引き継いで段階的に移行
SLV のローカルモードは、スケール時の移行も設計に含めています。
ローカルモードで構築した環境は、プロジェクトの成長に合わせてリモート管理構成へ移行できます。設定を引き継ぎながら、単一ノードの直接管理から、Ansible を活用した複数ノードの一括管理へと段階的にスケールアップする導線が整っています。
最初から大規模構成を設計する必要はありません。目の前の 1 台から始め、必要になった時点でリモート管理に移行する。この段階的な成長パスが、SLV の設計方針です。
solv ユーザーの移行先として — 前身の設計思想を引き継ぐ
SLV の前身は、Epics DAO が開発した solv です。solv は、ノードに直接インストールしてシングルノードで手軽に運用するスタイルで根強い人気があり、アップデートを終了した現在も利用されています。
SLV のローカルモードは、この solv の設計思想 — ログインしたノードをそのまま管理する直感性 — を引き継いでいます。solv で慣れ親しんだローカル実行のスタイルを維持しながら、AI エージェントによる自然言語操作、MCP 対応のツールセット、最新の Solana クライアントへの追従といった SLV の機能をすべて利用できます。
solv のアップデートは終了しているため、Solana ネットワークのバージョンアップに追従し続けるには移行が必要です。SLV AI エージェントと一緒に進めることで、移行プロセスをスムーズに完了できます。今後のアップデートに乗り続けるためにも、お早めの移行をお勧めします。
AI Console — ローカルモードでも自然言語で運用管理

slv c で起動する AI Console は、ローカルモードでもそのまま動作します。AI エージェントはローカルコンピュータ上で動作するのではなく、外部の高性能モデル(ChatGPT / Claude)に接続して実行されるため、ノードのスペックに影響を与えません。バリデータのデプロイ、アップグレード、ダウングレード、アイデンティティの切り替え、Solana RPC ノードの構築、Solana Geyser gRPC の設定 — これらを、ログインしたノード上で AI エージェントに話しかけるだけで実行できます。起動時には agave、jito-solana、firedancer、yellowstone-grpc などの最新バージョンを自動チェックし、アップデート候補を表示します。
AI エージェントがノード上に常駐する構成は、運用管理だけでなく、Solana アプリの開発にも活用できます。AI との会話でコードの生成からデプロイまでをノード上で完結でき、環境の移行が必要になった場合も SLV AI が対応します。
セットアップは数分で完了
ローカルモードの利用開始は、2 つの方法があります。
slv onboard のウィザードでローカルモードを選択する方法が最も簡単です。ウィザードが AI プロバイダーの接続、モデルの選択、利用するスキルの設定までを一括で案内します。CLI から localhost を指定して設定することも可能で、SLV の操作に慣れているユーザーにとっては手軽な選択肢です。どちらの方法でも、インストールから自然言語での運用開始まで、必要な時間はわずか数分です。
YouTube動画 "Deploy a Solana Validator with ZERO Coding — SLV AI Does It All":
対応クライアントと今後のロードマップ
現在、SLV は Agave、Jito Agave、Firedancer、Jito Firedancer に対応しています。
今後のアップデートでは、DoubleZero 設定への対応や、AllNodes Client(AllNodes が最適化を加えて提供するバリデータクライアント。AllNodes 環境上で動作する)への対応を予定しています。いずれも多くのユーザーからご要望をいただいている環境であり、今月から来月中を目安に順次対応を進めてまいります。
ERPC プラットフォームとの組み合わせ
SLV で構築した環境を ERPC プラットフォーム上にデプロイすることで、プラットフォーム内の高速スナップショットダウンロード、Solana バリデータとのゼロ距離通信、Solana に特化したチューニング済みの構成がすべて最初から手に入ります。Solana RPC、Solana Geyser gRPC、Solana Shredstream(Epic Shreds)、ベアメタルサーバー、VPS、Global Storage が同一プラットフォーム内に統合されています。
ERPC 公式サイト: https://erpc.global/ja
オープンソースで提供
SLV は、引き続きオープンソースで提供されます。バリデータ運用、Solana RPC 構築、アプリ開発 — Solana の運用に関わるすべての方が、SLV の AI エージェント環境を無料で利用できます。
いつも SLV をご利用いただきありがとうございます。皆様のノード運用に AI エージェントを活用できる環境を整備すべく、今後も開発を進めてまいります。
SLV GitHub: https://github.com/validatorsDAO/slv
お問い合わせ
SLV および ERPC に関するお問い合わせは、Validators DAO 公式 Discord にてサポートチケットを作成ください。
Validators DAO 公式 Discord: https://discord.gg/C7ZQSrCkYR
リンク一覧
- SLV 公式サイト: https://slv.dev/ja
- SLV Getting Started: https://slv.dev/ja/doc/general/getting-started/
- SLV GitHub: https://github.com/validatorsDAO/slv
- ERPC 公式サイト: https://erpc.global/ja
- Epics DAO 公式サイト: https://epics.dev/ja
- Validators DAO 公式 Discord: https://discord.gg/C7ZQSrCkYR


